【アニメ感想】スキップとローファー 第10話「バタバタ ポロポロ」

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アニメ「スキップとローファー」第10話より
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第10話は文化祭の出し物として、ミュージカルの講演をすることとなったみつみ達のクラス、みんなが一丸となって計画を進める中、小役時代のこともあり、聡介は複雑な心境でした。役者で参加するのを断ることもできたのですが、つい流されて役者をやることになってしまいました。
いつもの聡介なら上手く断ることもできたでしょうけど、今回は小役時代を思い出して焦ってしまったのか、それとなく受け流すことができませんでしたね、それくらい聡介を動揺させるほど小役時代は聡介にとって重い経験になっているんですね。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

そんな訳でクラスでミュージカルの準備が始めった訳ですが、聡介は小役時代の友人のクリスくんに相談をして、それなりに気持ちを整理して練習に臨むことができました。
聡介の小役時代を知っている迎井君もそれとなく聡介を心配していましたし、こういった良き友人がいたからこそ、聡介も悩みを抱えこそすれ、歪んでしまうことなくこれたんでしょうね。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

一方でみつみは生徒会の仕事が忙しく、なかなかクラスの準備に参加できないでいました、自分の仕事で手一杯だったみつみですが、クラスの準備にも参加したい気持ちがあり、オーバーワークになってしまうにも関わらず、脚本の打ち合わせにも参加することにしてしまいました。
いつもであればみつみの元気は周りにもパワーを振り撒いているように感じられるのですが、さすがにこれは気持ちが先行して空回っているのが分かります。結果はやはり、きちんと仕事をすることができず、周りに迷惑をかけてしまいました。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

その後なんとか失敗を取り返そうとするみつみでしたが、その際に自分が迷惑をかけて脚本家の生徒が「無理なら最初から断ってほしい」と陰口を言っている場面を見てしまいました。
この場面は見ていて辛かったですね。陰口を言うのは良くないかもしれませんが、みつみに迷惑をかけられたのは事実ですし、できないのであれば安請負せずにちゃんと断るべきというのも正しいです。何よりみつみ自信が自分の落ち度を自覚しているからこそ、この言葉はみつみの心に重くのしかかったでしょうね。さすがのみつみもこれはこたえたようで、偶然その場面を見ていた聡介にもその落ち込みようが伝わっていたようでした。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

空回りしながらも奔走するみつみを見て、聡介は今のみつみが、小役時代の自分に似ていることに気づきました。お母さんに笑って欲しくて、お母さんを元気付けたくて、子供ゆえに純粋に頑張っていた自分にそっくりで、だからこそ自分と同じように何かのきっかけで壊れてしまうのではないかと。
そして聡介はみつみを励ますため、ミュージカルの1シーンを一緒に演じました。このシーンはみつみ役の黒沢さん、聡介役の江越さんの演技力が光っていましたね。お二人とも舞台経験がありますので、聡介の優しさ、みつみの嬉しさと恥ずかしさを丁寧に演じていました。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

聡介の励ましで元気を取り戻したみつみはもう一度脚本の打ち合わせに参加しようとします。
そして気まずくないのかと気遣う聡介に「派手に転ぶことも多いけど、その分起き上がるのも得意な人間なんだ」と、「よく転ぶ」ではなく「派手に」転ぶことが多いと言うところにみつみらしさを感じますね。
この言葉を受けて、聡介はみつみは自分のように壊れたりしないと感じたんでしょうね。確かにみつみは昔の自分と似てるけど、同じじゃない。「みつみはみつみ」なんだと。
そしてこの言葉が聡介の心を大きく動かしたのか、ラストでは聡介も何かを決意したような面持ちで練習に臨んでいました。

スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
スキップとローファー 第10話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

以前にも登場したこのメカクレのクラスメイトが気になる!!
モブにしておくのが勿体無い美少女キャラでしょこれ!!

コメント

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