【アニメ感想】スキップとローファー 第7話「パタパタ モテモテ」

アニメ
アニメ「スキップとローファー」第7話より

第7話は目標としていた生徒会に書記として加入したみつみが、生徒会主催の座談会に参加するシーンから始まりました。
同じくあるべき姿として目標としている高嶺先輩も当然生徒会長となっている……と思っていましたが、高嶺先輩は副会長となり、会長には元サッカー部の風上先輩が任命されていました。

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

風上先輩はいわば2年生の聡介のような人で、学内の知名度、人気は圧倒的でした。
後ほどミカが言及しているように、結局は票は目立たずに活動していた人よりも、カリスマ性のある人に集中してしまう。生徒会活動にあまり興味のない学生などは特にそうでしょう。
現実的にはそうなってしまうことが分かっていても、これまでみつみとの交流を通して高嶺先輩の人柄を知っていた視聴者としては、納得できかねますね。
なんとか気丈に振る舞っていた高嶺先輩ですが、兼近先輩の「副会長として頑張れ」との地雷を踏み抜く言葉には堪えきれず涙をこぼしてしまいました。
兼近先輩も決して悪い人ではないんですが、自分の気持ち優先で空気を読まないところがありますからね、これが芸術家気質ってものなんでしょうか。

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

生徒会長になることはできなかった高嶺先輩ですが、気持ちを新たに、生徒会長になったらやることをまとめたノートを風上先輩に託そうとしました。しかしそこで偶然、年内で辞められ、先生のポイントも稼げるからと軽い気持ちで生徒会長に立候補したという風上先輩の真意を聞いてしまいました。さすがの高嶺先輩もこの事実にはショックを隠しきれませんでした。
このシーンは見ていて辛かったですね。その一点を目標に向かって努力して、ようやくそれを掴めそうになったのに、いとも簡単に横から奪われてしまった。この時の高嶺先輩の表情は見えないようになっていたのですが、自分の大事なものを壊されたようで、見ているこちらにもその悔しさが伝わってきました。

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

ところ変わって生徒会の当直をしながらみつみと高嶺先輩、そして聡介の3人で勉強をしていると、兼近先輩が高嶺先輩を元気づけるため、自分が子供の頃に作成した自主制作映画の上映会を開催しました。
自分の行動に自信を持っている兼近先輩も流石にこの映像を人に見せるのは恥ずかしいようでした。
空気は読めないところがあるけど、こうやって誰かに気を配れるところがあるから、兼近先輩が登場すると安心感がありますよね。
この上映会のおかげで高嶺先輩も気持ちを切り替えることができ、風上先輩と共に生徒会の運営を頑張っていく決意を固められていました。
この気持ちの変化が、軽い気持ちで生徒会長へ立候補した風上先輩にも良い変化をもたらしてくれるといいですね。

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

Bパートでは夏休みを目前に、地元への帰省や、女友達で集まってパジャマパーティーの予定立てにと、休みを満喫する準備を着々と進めているみつみでしたが、その過程でうっかり、「2人で動物園に行こう」と聡介に言ってしまいました。流石に断られるかと思ったみつみでしたが、まさかの聡介のOKの返事に、自分は100%友達としてしか見られていないのかと考えてしまいました。
前話でみつみは聡介に対する恋心を自覚しましたが、聡介からみつみに対する気持ちはまだよく見えてこないですね。少なくとも、他の人はちゃんと断るのにみつみからの誘いは受けている以上、何か特別な感情を持ってはいるのでしょうが……

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

そんな第7話ラストでは、聡介の過去を知るらしい「りりか」という新キャラクターが登場しました。宗介がみつみの誘いを快く受ける場面をミカが偶然目撃していたりと、これから人間関係が大きく動いていきそうな予感です。

スキップとローファー 第7話より
©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

しかし兼近先輩、学校にアロハシャツってすごいなぁ……。がっつりピアスもつけているし、みつみ達の通う学校ってそれなりに進学校とのことでしたけど、校則とかは大丈夫なんでしょうか?
それともそんなものも気にしない兼近先輩の芸術家気質……?

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